根管治療Root canal treatment
進行したむし歯でも、
自分の歯を残せる可能性があります
このような症状はありませんか?
当クリニックまでご相談ください。
- 歯がズキズキとひどく痛む
- 他院で抜歯が必要といわれた
- できるだけ自分の歯を残したい
- 歯の根っこの治療がなかなか終わらない
根管治療が必要な場合
歯の内部には神経と血管などを含む組織「歯髄」があります。いわゆる歯の神経と呼ばれている部分で、歯の根っこ部分の管状の箇所を通り、顎の骨を通る神経や血管ともつながっています。
むし歯が悪化し、この歯髄にまで細菌感染が及ぶと、ひどく痛んだり、歯ぐきがはれたりします。このような場合に、根管治療を行います。
根幹治療が必要になるのは、
①進行したむし歯が、神経まで侵されてしまった場合
②以前に根幹治療を受けたが、細菌が再発した場合(再治療)
以上の2つのケースがあります。
根管治療の流れ
根管治療は時間をかけて行う治療です。
根管は非常に細く、曲がりくねった複雑な形状をしているために、根っこの先まできちんと消毒するには複数回にわたる地道な治療が必要です。数回で終わるものから、状態・部位などによっては数か月から1年近くかかることがあります。
途中で治療をやめてしまうと、状態が悪くなったり、最悪の場合は抜歯することにもなりかねません。通院は大変ですが、大切な歯を残すために、治療完了まで一緒に頑張りましょう。
1カウンセリング・精密検査
カウンセリングでは、患者さんのお口の状態やお悩みなどをうかがいます。
続いて、歯科用CTでレントゲン撮影を行い、歯の根っこ部分(根管)の状態を詳細に調べます。検査結果をもとに、患部の状態や治療の内容、治療の回数、治療費などについてもくわしくご説明いたします。
治療は、患者さんが納得していただいたうえで進めていきます。わからないことなど遠慮なくおたずねください。
2感染部分の除去
細菌感染している歯質や歯髄を除去します。
3洗浄・消毒
細菌感染の拡大と再感染を防ぐため、薬剤で根管の洗浄と消毒を行います。
4専用の薬剤で根管を埋める
処置後に痛みや炎症がないことを確認し、歯髄を除去し空洞になっている根管の内部に専用の薬剤を詰めてフタをします(根管充填)。
5歯に被せ物をする
根管の治療を終えたら、穴をふさぎ、歯を補強するための被せ物を製作します。装着後、かみ合わせなどを確認すれば治療完了です。
6メンテナンス
根管治療で歯髄を取り除いた歯は、そうでない歯に比べてもろく、むし歯や歯周病にかかりやすくなっています。そのため、治療後の歯を長持ちさせるためには定期的に診察、メンテナンスを受けることがとても重要です。
Q&A
- Q1麻酔はするの?
- A1痛みが強い場合には、必要な治療ができないので麻酔をします。症状が改善してくると治療時の麻酔が必要なくなります。
- Q2一度治療をしたら大丈夫?
- A2根の治療は、治療後に、菌が再び繁殖してしまうことがあります。症状は出なくても、顎の骨の中で細菌が繁殖していることもあり、レントゲンをとらないとわからない場合もあります。