院長ブログblog
バキッ!骨が割れた!?顎関節症かもしれません
2020年5月17日
こんにちは。
横浜市センター南駅エリアにある、ひまわりにこにこ歯科です。
食事中に耳元でバキッと大きな音がして「骨が割れた!?」と驚いたことはありませんか?
その症状は、もしかすると顎関節症かもしれません。
顎関節症には、あごの痛み、口が開けにくい、あごを動かすと音が鳴るといった症状があります。
顎関節症は、命に係わる疾患ではないのですが、原因の特定が難しい病気です。
そのため、一般歯科よりも「口腔外科」の診療科目がある歯科医院を選んで受診することをおすすめします。
顎の関節がカクカク鳴って気になるという症状は、人口全体の20%もの人がもっているといいます。
顎関節症の治療には手術を伴うため、少し痛みがある、口が開けにくいという程度なら治療しなくても良いかもしれません。実際に治療すべきという診断に至る人は、その中でも5%程度といわれています。
しかしながら、実は重篤な症状につながる炎症や腫瘍が原因であるケースもなきにしもあらず…なので、自己診断は禁物です。
顎がカクカク、ジャリジャリと鳴る原因は、顎の関節内の軟骨の部分にあたる関節円板のズレが原因であることが多いと推測されます。
顎を大きく開くと、関節が前の突起を乗り越えるためにバキッと大きな音をたてるのです。
歯ぎしり、食いしばり、食べ物を噛む時の癖、頬杖、楽器の演奏などで、口の一方に偏って負担がかかってしまった場合や、過度なストレスで筋肉の緊張が続いたことよって顎関節症を発症することもあります。
顎関節症は、慢性化しやすい疾患です。
「顎関節症かもしれない」と症状が気になったら、早めに口腔外科を受診することをおすすめします。
痛みによっては鎮痛剤で症状を鎮めたり、マウスピースなどで噛み合わせの調整を行ったり、適切な治療を行っていきます。
顎が痛い、口の開閉時に大きな音がする、口を開きにくい、といった異常を感じたら、お早めにひまわりにこにこ歯科にお越しください。